二人静、共同体感覚、盛田隆二、アドラー、感想。

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盛田隆二さんの二人静。

面白かった、休みの半日読書に没頭した、久しぶりの感覚。

学際の頃はよく夢中になって夜中まで読んでよなぁ、懐かしい。


盛田隆二さんの二人静。

それぞれ悩みを抱えた30代独身男性と同い年のシングルマザーのお母さん。

二人の主観で物語は進みます。

感想。

この二人、誠実なんです。

自分の利益のためにではなく、家族や周りの人のために何ができるか。

悩んで、決めて、行動する。

自分が出来ることをする、相手を含めた選択をする。

生きていたら色々な困難な状況が起こる。

けれど、誰かを恨むとか、自分の利益のためだけでなく。

周りの人のために自分は何が出来るだろうか?

そこに行きつく所がとても素敵だと思う。

僕は、誠実な二人を応援したくなって、てか。

その困難どうなるのよ?て気になって読む手が進む、進む。

ラストが爽やかな感じが、全てが収束して、広がる感じが、好き。

そして、アドラー心理学でいう共同体感覚だなぁと思いあたる。

共同体感覚とは。

他者を仲間だと見なし、そこに「自分の居場所がある」と感じられることを、共同体感覚といいます。

(嫌われる勇気P179より)

簡単に言えば、自分が嫌いなあの人は「敵」ではなく「仲間」ですよってことです。

あの人を嫌いな人にすると自分にどんな都合の良い事があるのでしょうか?

もしくは、何から逃れられるのでしょうか?

「敵」を作る事は自分の都合の良い解釈をすることです。

ようは、他人のせいにする、自己中心的なんですね。

誰も1人では生きて行けません。

当たり前すぎることは意外と忘れるものです。

そして、みんな仲間だと思えたら。

自分の居場所はおのずとあるでしょう。

みんなの範囲が「わたしとあなた」から広がって行けば。

世界って平和に近づくよなって、つくづく思います。

終わりに。

「先生、私は思うんですが」と周吾は言葉を探しながら言った。「問題から逃げると、問題は必ず追いかけてきます。逃げれば逃げるほど、執拗に追いかけてきます。問題を解決するためには、正面から向き合うしかありません。」
(二人静 本文より抜粋)

この文が一番ぐっときました、本当、誠実や。

盛田隆二さんの作品、やはり面白い。

相変わらず、料理の描写は丁寧だし、五感を使った表現、見る聞く匂う感覚リアルです。

そして、なんといっても爽やかなラストがいいなぁ。

未来が明るい感じ、もしかしたら違う作品もあるかもしれないけど。

それならそれで何かあるんだろうなぁ、それも楽しそうだなぁ。

当分は盛田隆二さん読むだろうな、自分。

ふむ、次はなに読もう?

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